Autodesk University Japan 2009 サマリ

「学び」と「交流」の場 Autodesk University Japan 2009

2009 年 11 月 12 日、東京・水天宮のロイヤルパークホテルにて、「Autodesk University Japan 2009」(AUJ)が開催されました。AUJ とは、年に1度オートデスクが開催するユーザのためのスペシャルイベント。日本では 2 度目となる今回、前回同様【「学び」と「交流」の場】をテーマに、より趣向を凝らしたプログラムを用意。多数のお客様を集めかつてない盛り上がりとなりました。「学び」の場では、各界で活躍中のパワーユーザのスピーカーやオートデスク社員による「ここでしか聞けない」秘蔵ノウハウたっぷりのハンズオントレーニングやクラスを 56 もラインナップ。さらに会場各所の「交流」の場では、ユーザとオートデスク社員、あるいはユーザ同士の交流の輪が業界を越え、分野を超えて生まれました。——ここでは、特にその「交流の場」の様子を中心にレポートします。

開場前から始まったユーザ同士の活発な交流

AUJ2009 の開場は朝8時半。会場となったロイヤルパークホテルには、開場を待ちきれない参加者が続々と集まってきます。スーツ姿のビジネスマンはもちろん、カジュアルなスタイルの年配の方やラフなジーンズ姿の若者、大きなバッグを持った外国人も多く、オートデスクユーザの幅広さを物語っています。スタッフの案内にしたがい、受付けの列に並ぶ参加者たちの間を元気な挨拶の声が飛び交い、立ち話の輪が次々生まれます。どうやら開場前から活発な交流が始まったようです。やがて受付けが始まります。簡単な手続きを終えた参加者たちは、プログラムを手に続々と会場へ吸い込まれていきます。
今回の会場はホテルの 2・3・4 階に広がっており、中でも受付のある 2F はいわばメイン会場。ゲートからまっすぐ幅広い通路が伸び、これに沿って各クラスの「教室」が並んでいます。コの字を描いて長く伸びる通路も「コミュニティストリート」と名付けられ、両側にオートデスクパートナー各社・団体の展示ブースがぎっしりと並んでいます。オートデスク製品に最適な環境を提案するメーカー各社に、オートデスク製品の活用法を提案するユーザグループ、そして各種サービスを紹介するオートデスクブースに専門書コーナーまで大集合。クラスへ急ぎながら、つい展示に見入ってしまう参加者も少なくありません。

役立つ&お得な情報に楽しさと美味しさもたっぷり

各クラスの開始は 9 時。それぞれ 1 時間に渡り講義やトレーニングが行われます。10 時過ぎにドアが開き、濃密な時間を堪能した受講者たちで、コミュニティストリートは一気に喧騒に包まれます。旧知のユーザ同士や初対面のクラスメートが、顔なじみのオートデスク社員やパートナー各社の社員も巻き込んで活発な会話を始めます。用意されたフリードリンクで喉を潤しながら各社ブースの最新ワークステーションや大判プリンタを試す方や、端から順にブースを回る方も……。実は今回、各ブースを対象に豪華景品が当るスタンプラリーを開催。情報収集しながらスタンプを集める楽しみも用意されたのです。午前中のクラスを終えるとお待ちかねのランチタイム。たっぷり1時間半、ホテル最大のロイヤルルームを会場にビュッフェスタイルで饗されました。湯気をあげる多彩な料理を選び、円形テーブルで舌鼓を打つ参加者たち。そしてそのお腹が膨らんだ頃、オートデスク社長・鬼澤盛夫の挨拶が始まります。大型画面に登場した鬼澤は参加者へ感謝を伝え、全社を挙げてユーザ支援を約束しました。続いてオートデスク本社のビデオレターが届き、さらに日本ヒューレット・パッカードが最新製品をプレゼンテーション。そしてノート PC など豪華商品付きの抽選会も実施され、会場は時間いっぱい熱く盛り上がりました。

活かさなければもったいない!多彩な交流の輪

午後になり再び多くのクラスが始まる一方、ユーザ同士の「交流」もいっそう本格化していきます。コミュニケーションストリートでは立ち話の輪が無数に生まれ、広がっていきます。また 4F には「Pecha Kucha Room」がオープン。ワイヤレス LAN 環境付きの「島」が製品ごとに用意され、ノート PC 持参の参加者たちがより深い情報交換を始めます。他方、サブスクリプションユーザは専用の「サブスクリプションラウンジ」へ集まります。ここにはくつろぎグッズが用意され、メンバー限定の「Subs Tシャツ」もプレゼント。サブスクリプションユーザたちがひと息入れる、落ち着いた交流の場となりました。
「Pech Kucha Room」や「サブスクリプションラウンジ」では、ユーザにオートデスク社員も巻き込んでの交流が進む一方、製品最新情報がいち早く入手できるミニセミナーやアイデア溢れるクリニックも開催され、いっそう活気づきます。もちろんコミュニティストリートいっぱいのユーザたちも、各社ブースで製品情報を集めたり、オートデスクブースで日ごろの疑問・質問をぶつけたり、憧れのスピーカーと名刺交換したり、いち早くスタンプラリーを制覇して豪華プレゼントの抽選にチャレンジしたり……まさにそれぞれの楽しみ方・活用法を満喫しながら最後まで大きく盛り上がり続けました。