Autodesk University Japan 2012

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Aトラック

社会基盤整備に関わる公共事業は、ここ数年CALS/ECとして様々な情報化への取り組みがなされてきました。電子入札が確率され、図面はCADとなり、さらに電子納品が標準となり、工事現場での建設機械においてもマシンコントロール・マシンガイダンスの機能が付くなど、情報化施工の波が来ています。以前のように工事受注者と発注者の間で工事書類を持って走り回る必要はなくなってきました。しかし、まだまだこの情報化の取り組みは依然として各段階でのパーツでしかありません。
道路や橋などの社会基盤を整備・管理していく過程では、これまで技術者たちの蓄積されたノウハウで必要な情報を必要な時に受け渡ししていました。今後は、社会基盤のサービスレベルを下げずに受発注者とも限られた数の技術者で整備・管理し続けるためには、これらの一連の流れを「社会基盤の生産システム」としてとらえ、各段階で必要となる情報を効率的にシームレスに引き継いでいく事が重要となります。
社会基盤は、構想・調査の段階から工事着手までに長い期間を要し、調査・設計・積算と分業体制で成り立っており、工事完成後は30~50年と供用期間が長く、携わる技術者は何代も受け継がれることとなります。本セッションでは今、情報のシームレスな引き継ぎにより低コストで、満足度の高い社会基盤の整備・管理を進めていく必要がある重要性をお話いたします。

対象製品

  • オートデスク汎用・建設・土木・インフラ系製品全般

業界

建設(建築・土木)、インフラ業界

受講対象者

  • 上記業務に関わる方

スピーカ プロフィール

国土交通省
大臣官房技術調査課 建設技術調整官
多田 智 氏

2011年4月より、国土交通省大臣官房技術調査課建設技術調整官として、国土交通省直轄公共事業の入札契約制度に関する業務に従事。これまで、道路局高速道路課有料道路調整室長、兵庫県道路建設課長、中部地方整備局高山国道事務所長、道路局企画課道路経済調査室課長補佐、中央省庁等改革推進本部事務局参事官補佐、在トルコ日本国大使二等書記官(経済協力担当)等を歴任。

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A-2
  • 14:10-15:00
  • ユーザ事例
  • 資料ダウンロード  映像配信
  • LiveLive視聴

コンサルタントの3D活用最前線
~CIMの実現にむけた取り組み~

中央復建コンサルタンツ株式会社 森 博昭 氏

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土木・インフラ

建築分野等ではBIM(Building Information Modeling)の取り組みが進められている。3Dモデルに材料の仕様やコスト情報など、様々な属性情報を持たせ、そのモデルを施設の調査・計画・設計・施工・維持管理の全てのプロセスで一元的に活用する取り組みである。一方、インフラ分野の現状はというと、事業ごと、プロセスごとに様々な2D図面が作成され、様々な人によって管理されている。まずはそれら図面を統合・一元管理する必要があるが、さらにはBIMへと発展させていくことが望まれる。最近、国土交通省では、インフラでのBIMをCIM(Construction InformationModeling)と称し、その実現に向けた取り組みを開始した。3Dモデルにコンクリートの打設日時や当日の気象データ、品質、点検データ等、様々な属性情報を記録しておけば、後の維持管理効率が格段に向上するはずである。そして、その3Dモデルを調査・計画・設計・施工・維持管理のライフサイクル全体で一元的に管理すれば、インフラ整備プロセスは抜本的に変わる。コンサルタントは、CIMの構築、管理の役割を担えるはずである。本セッションでは、実務レベルでの3D技術の利用の現状を紹介するとともに、CIMの実現に向けた取り組みを紹介する。

対象製品

  • AutoCAD Civil 3D
  • Autodesk Navisworks
  • Autodesk Revit Structureなど、建設・土木系製品

業界

土木・建設業界

受講対象者

  • 上記業務に関わる方

スピーカ プロフィール

中央復建コンサルタンツ株式会社
事業開発支援本部 新規事業グループ 統括リーダー
森 博昭 氏

平成7年4月 中央復建コンサルタンツ(株)入社、主として下水道、河川の調査・計画・設計に従事。
平成21年度より新規事業グループ統括リーダー。3D・CIMのトップランナーを目指す同社の旗振り役を務める。
博士(工学)、技術士(総合技術監理部門、建設部門、上下水道部門)。土木学会ICT施工研究小委員会 副委員長。関西ライフライン研究会 副幹事長。
Web

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A-3
  • 15:30-16:20
  • ユーザ事例
  • 資料ダウンロード  映像配信
  • LiveLive視聴

建設プロジェクトにおける3次元モデルの活用方策

八千代エンジニヤリング株式会社  藤澤 泰雄 氏

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土木・インフラ

建設分野での設計から維持管理に渡る3次元モデルの活用事例を元に、今後の3次元モデルを流通させるためのデータ流通基盤の整備に関する考え方を紹介する。

対象製品

  • Autodesk Infrastructure Design Suiteなどの土木・インフラ関連製品

業界

建設

受講対象者

  • AutoCAD/AutoCADLTを使用して作図しているオペレーターや管理者の方

スピーカ プロフィール

八千代エンジニヤリング株式会社
技術推進本部 情報技術部
藤澤 泰雄 氏

八千代エンジニヤリング株式会社 情報技術部長
建設コンサルタンツ協会 データ連携専門委員会 委員長
土木学会 国土基盤モデル小委員会 副委員長
3次元モデル研究会 副会長

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A-4
  • 16:40-17:30
  • ユーザ事例
  • 通訳あり
  • 資料ダウンロード  映像配信
  • LiveLive視聴

米国のインフラ事業におけるBIMの活用事例と
日本のBIM導入について

米マグロウヒル・コンストラクション社 スティーブ・ジョーンズ(Steve Jones)氏
株式会社イエイリ・ラボ 家入 龍太 氏

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土木・インフラ

ここ数年、米国のインフラ事業で急速に普及してきたBIMの活用事例や3DレーザースキャナーやAR(拡張現実感)、3Dマシンコントロールなどの関連技術を幅広く紹介する。米国では社会インフラの老朽化が進行しており、今後5年間で約500兆円もの投資が必要となる。そこでインフラ分野にもBIMを活用することで、建築分野と同様に生産性を向上させることが期待されている。例えば地下空間の可視化、様々な解析、コラボレーションなどだ。
さらにプレハブ化によって工費を下げ、工期を短縮することが期待できる。米国マグロウヒル・コンストラクション社は昨年、インフラ関係者を対象にBIM活用度調査を行い、「土木のBIMがもたらす経済的価値(The Business Value of BIM forInfrastructure)」というレポートを発刊した。
このレポートからインフラ分野におけるBIM普及率の変化やBIM導入による生産性向上の効果、課題、今後の予測などを報告する。一方、日本の建設業界ではCALS/ECによって電子入札や電子納品、情報化施工などが実用化されている。
これらをBIM(またはCIM)のワークフローに組み込みながら、生産性向上を実現するためのビジョンを展望する。

対象製品

  • 建設、建築向け製品

業界

建設業界

受講対象者

  • 建設(土木・建築)にかかわる方

スピーカ プロフィール

米マグロウヒル・コンストラクション社
シニアディレクター
スティーブ・ジョーンズ(Steve Jones)氏

米マグロウヒル・コンストラクション社シニアディレクター。9年間にわたり、主にBIM関連の調査や出版に携わる。ジョン・ホプキンス大学卒、ペンシルベニア大学ウォートン校でMBAを取得。バート・ヒル(Burt Hill)社で19年の設計経験、プリマベーラ・システムズ(Primavera Systems)社副社長として3年の経験がある。

株式会社イエイリ・ラボ
代表取締役/建設ITジャーナリスト
家入 龍太 氏

BIMや情報化施工などの導入により、建設業の課題を解決するための情報を「一歩先の視点」で発信し続ける建設ITジャーナリスト。京都大学大学院修士課程修了(土木工学専攻)。日本鋼管(現JFEエンジニアリング)で5年の設計経験、日経BP社でケンプラッツ編集長など20年の経験がある。資格は中小企業診断士、1級土木施工管理技士など。
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※クラス内容、講師等につきましては、予告なく変更となる場合がございます。クラス会場内での撮影および録音はご遠慮ください。

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