セッション

100年に1度と言われる経済不況。また団塊世代の退職による熟練労働者不足、などなど建設業界が直面している問題が多く存在します。国土交通省は、建設施工の生産性向上や品質確保など諸問題を解決すべく建設ICT を活用した施工技術（情報化施工）の普及に向け、産学官で構成される「情報化施工推進会議」を設立し、7月に「情報化施工推進戦略」を取りまとめられました。
本セッションでは、実現場での施工への適用が進みつつある「情報化施工」について、今後、より高度化、多様化する建設技術の向上に総合的に取り組む側の立場から、施工現場で必要とされている3Dデータとは何かという視点を加えつつ、情報化施工技術の事例を今後の展望を交えながらわかりやすくご紹介します。

建設事業では、品質確保が最重要課題の一つであり、建設ICTと3次元データの活用が検討されています。特に、コンクリート構造物の設計・施工の問題として、図面交換による情報の不足、欠落等が挙げられています。本セッションでは、『受発注者の共通課題への取組み』の一例として、BIMソリューションであるRevit Structureを核とした3次元配筋モデルの概要と事例をご紹介します。