Autodesk University Japan 2011
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Autodesk University Japan 2011 レポート

オープニングセッション01 オートデスク株式会社 代表取締役 兼 米国オートデスク本社 副社長 鬼澤 盛夫

「AUJ 2011」の冒頭、登場したオートデスク代表取締役の鬼澤盛夫は、会場を埋めつくした参加者にまず1つのメッセージを送りました。“Helping People Imagine,Design and Create a Better World”。これはオートデスクの製品開発の基礎にある考えであり、オートデスクの存在価値そのものでもあります。たとえばオートデスクは、新たなサステナビリティデザインに関わる環境の構築を支援し、こうしたビジネスを通じこの世界をベターワールドにしていきたいと考えているのです。さらに鬼澤はオートデスクの新たな展開について、Technology and Democratizationという言葉を引きながら語りました。
「世界はパソコンプラットフォームからクラウド/モバイル・コンピューティングの時代を迎えています。この技術Democratizationは私たちのスタンスとマッチするものであり、それ故にクラウドを積極的に投資すべき対象と考えています。私たちは世界に1千万のユーザを持ち、そのプロダクトのポートフォリオは他に例のない豊富なものです。これを活かすため、販売は引き続き戦略皆様の設計フローに応じ統合化した“Suite”を推進していきます。――オートデスクには、まだまだやるべきことがたくさんあります。今後も皆様の多大なご支持と共に、忌憚のないフィードバックやご意見を賜りたいと考えています」


オープニングセッション02 米国オートデスク本社シニアバイスプレジデント 兼 CMO クリス・ブラッドショー

鬼澤社長の挨拶に続いて、オートデスク米国本社のシニア・バイス・プレジデント兼CMOであるクリス・ブラッドショーが登壇しました。ブラッドショーはまず、3種の見慣れない企業ロゴマークをスクリーンに投影。これらの企業をご存知ですか?と客席に問いかけました。実はこの3社はいずれも50~70年代のメインフレーム・コンピュータ時代に隆盛を極め、その後消えていった会社のロゴ。その後も、ハード、ソフトの進歩と共にと次々新会社が生まれ、多くが消え去っていきました。では、次は何が来るのか? それはクラウドコンピューティングだ、とブラッドショーは力強く断言しました。
「メインフレーム時代に全世界に約100万台あったコンピュータは、ミニコン時代に数千万台に、PC時代には数億台へ膨れ上がりました。そして、次のクラウド/モバイル・コンピューティング時代は100億台単位に拡大すると言われています。まさに巨大な変革そのものであり、オートデスクもまたこのクラウド/モバイル・コンピューティング時代の到来に向け、さまざまなソリューションを提供し始めました。また、一般ユーザ向け製品も提供を始めています。そして、次は皆さんの番です。冒頭で触れた3社のように消えてしまいたくなければ、新たなステップへ向け、今こそ皆さんもアクションを起しましょう!」

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