第 20 回 能代宇宙イベントAutodesk 賞 受賞発表

第 20 回 能代宇宙イベントでは、Fusion の技術向上と各校の製作技術向上を目指し、今年もオートデスク賞を授与しました。Fusion は、3D CAD / CAM / CAE / PCB 設計を 1 つのプラットフォーム上で実現できるクラウドベースの統合 3D ソフトウェアです。
今年の受賞プロジェクト団体は、デザイン/設計から解析、加工、 3D プリント、AI、PCB、クラウドデータ共有といった幅広い分野で Fusion を活用し、各チームが三次元空間でのものづくりを見事に体現していました。緻密に制作された 3D データを最大限に活用され、特に機構設計や構造設計、FEM、ECAD、ジェネレーティブデザインを駆使した取り組みが、審査員一同に深い感銘を与えました。今年は全体的に非常にレベルが上がっており、高いレベルのチームが多く、審査も難航しました。受賞チームの皆様、誠におめでとうございます。
最後にオートデスク賞へ多数のご応募をいただき、誠にありがとうございました。以下に受賞作品と審査員からのコメントをご紹介いたします。

Autodesk 賞

東北大学

From The Earth みかん & 火垂

Fusion 上でのアセンブリから機構動作、解析、ECAD、CFD に至るまで、チーム全体で設計開発を一貫して行っている点が高く評価されました。また、クラウドベースの Fusion だからこそ可能となるチームとしての 3D データ連携を活用し、直感的で使いやすいという Fusion の目指すべき開発の形を見事に体現している点も印象的でした。最優秀賞の受賞、誠におめでとうございます。

ロケット部門 優秀賞

九州大学

PLANET-Q

全体として非常に高いレベルのチャレンジが展開されており、その中で Fusion の強みであるクラウド機能を最大限に活用し、チーム内のコラボレーション構造や CAE、ジェネレーティブデザインを駆使するだけでなく、取り組み内容の質の高さが際立って評価されました。
優秀賞(ロケット部門)の受賞おめでとうございます。

缶サット部門 優秀賞

埼玉大学

JAXAITAMA

Fusion の画面を見ればわかるほど、Fusion を用いて細部まで 3D モデルを再現し、開発設計を行っている点が高く評価されました。具体的な安全率を目標とした CAE 解析や、機体全体の構造設計や組み立てなどを考慮した三次元設計も素晴らしいものでした。また、自分たちで Fusion の講習会を開催している姿勢にも共感が持てました。優秀賞(カンサット部門)の受賞、おめでとうございます。

過去の Autodesk 賞