Fusion 360 の技術向上と各校の製作技術向上を目指す一環として 2021 年で 2 回目となる能代宇宙イベント Autodesk 賞を開催しました。
Fusion 360 は 1 つのプラットフォーム(ソフトウェア)で 3D CAD / CAM / CAE / PCB 設計 ができる
一体型クラウドベース 3D ソフトウェアで、受賞プロジェクト団体は
デザイン/設計から解析、加工、データ共有、など幅広い 3D 開発で新たなモノづくりを体現されていました。
合わせて次世代を担うエンジニアの方々がコロナ禍においてもロケット開発に切磋琢磨されている姿が伝わりとても感動しました。
それぞれの受賞作品と審査員からのコメントを是非ご覧ください。
最優秀賞
九州大学|Planet-Q
新しい構造上の取り組みであるフィンの取り付け機構を 3DCAD で検証して実際のモデル製作しているところが評価されました。あわせて電装部品基盤も Fusion 360 で作成しており異なる専門分野のチームで 1 つのプロジェクトを 1 つのプラットフォームで効率的に製作をおこなっていることが評価されました。プロジェクト全体で新しいデジタルものつくりを体現されてているところが素晴らしかったです。今後は Fusion 360 のクラウドプラットフォームを活用し技術継承と CAM 切削やジェネレーティブデザインなど新たなチャレンジも期待しております。最優秀賞の受賞おめでとうございます。
優秀賞
CORE|インカレサークル
まず Fusion 360 のレンダリング機能を使用した画像ポスターでとても目を引きました。
開放構造も Fusion 360 でよく検討され技術レベルの高さが伝わりました。今後は解析機能や電子基盤などでも Fusion 360 を使用して皆さんでスキル向上を目指してください。また独自開発のハイブリットエンジンにも期待しております。
最後にぜひポスター下部に Fusion 360 のロゴを入れてくださいね。
優秀賞の受賞おめでとうございます。
優秀賞
中央大学|精密機械工学研究部
Fusion 360 の強みであるクラウドデータ共有をプロジェクト運営で多く活用しているのが伝わってきました。Fusion 360 CAM 切削機能やマテリアル割り当て機能で全体重量を計算しながら設計されているところが素晴らしかったです。またプロジェクト運営においてアセンブリが多くなった場合のデータ管理ですが、ジョイントに名前を付けて管理することやデザイン履歴整理など Fusion 360 の使い易さと合わせて自分たち独自の管理方法を工夫されているところを高く評価しました。合わせて Autodesk の「FlowDesign」を活用していることが評価されました。
優秀賞の受賞おめでとうございます。
審査員特別賞
東北大学|From The Earth
完成度が高いプロジェクトということで高評価されました。Fusion 360 解析機能を用いての検証や重心位置についても慎重に検討されているこが伝わりました。ランチャーと機体の干渉についても Fusion 360 で検討されておりプロジェクト全体で Fusion 360 を活用している様子が受賞につながりました。今後はまだ使ったことがない機能やクラウドでのデータコラボレーションを使用し、プロジェクト全体でのスキルアップを目指してください。
審査員特別賞の受賞おめでとうございます。
過去の Autodesk 賞