リーグ戦 結果発表

Fusion 360 Virtual Academic Design League に参加しているチーム作品です!
どれも素晴らしい作品ですのでご覧下さい!

第 1 回:ロボット 各チーム発表作品

ポリゴンF

コラボット

作品名(ロボット名)は『コラボット』です.全員で一つのロボットを作った事から,『コラボ』する『ロボット』で『コラボット』です.
この作品は,『みんなで一つのロボットを創り上げよう』というコンセプトの元に,それぞれの個性がぶつかり合ってできたものです.私たちの班は個人で応募してできたことから,それぞれのバックグラウンドが異なっています.理系大学の学生もいれば,美術を専門的に学んでいる学生だったり…住んでいる場所ももちろん違うなど多種多様です.これを活かすべく,『戦隊もの風のロボット』を目指してモデルを作成しました.戦隊シリーズに出てくるロボットはそれぞれの隊員が担当するロボットが合体することで一つのロボットになります.しかも,それぞれのロボットに個性があるにもかかわらず,合体後も高い完成度を維持しています.このように,自分たちもそれぞれの個性を集めることで私たちだけのロボットを作ることができるのではないか,と考えました.

全員で一つのロボットを作成する上で工夫した点が,『事前に基本的な構造を作成しておく』ということです.プラモデルのように元の骨格を作成し,各自でそのパーツに合ったモデルを作成します.そして,最終的にモデルをアセンブリすることでロボットを完成させました.この方法で行うことで,全員がモデル作成時に完成形の大まかな形を想像することができ,自分たちの作業に集中することが可能になりました.そして,どれかだけ目立って大きいといった破綻もなく作成を終えることができました.

さらに,モデルをアセンブリする際には関節をボールジョイントで作成しています.これにより,ロボットのポージングを自在に操ることができ,様々なシチュエーションでのレンダリングを行うことができました.
他にも,モデリング以外にもビデオやロボットの設定にもこだわっており,戦隊のロゴもメンバーが作成しています.これもモデルを作成する前に設定や背景をしっかり練ることができたことによる所だと考えています.ぜひそう言った部分にも注目してご覧いただければ幸いです.

審査員からのコメント

チームで1つのロボットをモデリングするとなると連携が難しいはずなのですが、そこの苦労が分からないくらい、スマートにきちんとジョイントを設定し動きまでを再現し、また各部位にコンセプトがあり、プレゼン動画も素晴らしく楽しく見させて頂きました。

Individual Team C

宇宙大戦

  • 西暦 21xx 年、人類はその活動領域をアステロイドベルトにまで伸ばし栄華を極めていた
  • 世界はセンチとキログラムで統一され、ポンドやヤード、インチは駆逐された
  • この時代においてありとあらゆるものは多国籍企業VADL社 とその関連企業が製造している
  • VADL 社が世の中を支配しており軍事と政治は VADL 社が独裁していた
  • 人類が木星への移住を開始しようとしたとき突如として謎の異星人が現れた、確かなことはその異星人は地球を遥かに凌駕する技術力であることだけだった…
  • 人類はその活動領域を地球圏にまで縮小することを余儀なくされた、異星人が使用する兵器は機動性、攻撃力、防御力において従来兵器を大きく上回っていた、人類の滅亡が目前にまで迫った時VADL社が開発した二足歩行兵器によって戦況は好転した…

審査員からのコメント

宇宙大戦という作品名に VADL 社という架空の設定による製品説明など非常に凝ったプレゼンで良かったです。プレゼンだけではなく制作したロボットも可愛い物からカッコいい物、緻密に作られている物など様々あり楽しく見させて頂きました。

DS

もしロボ SREIES

もし、AI 家電がロボットとして存在していたら…。
ロボットらしさを表現するために、現代でもロボットのアイコンとして認識されている、80 年代に流行したロボット玩具の特徴からリデザインしました。

審査員からのコメント

ロボットだけではなく、部屋もモデリングしていることで使用感や生活感が伝わり良かったと思います。面取りやフィレットを入れるなど細かい所まで作られているのに感心しました。コンセプトもしっかりしていて全体的なまとめ方も良かったと思います。

distance

生徒がロボット越しに授業を受ける未来の教室

ロボット越しに登校して学ぶ時代の歴史の授業。生徒は自信でモデリングしたアバターロボットに遠隔接続して参加したり、教師はドローンロボで飛び回りながら、ARを活かした教材を用いて授業したりしています。

審査員からのコメント

個性あるロボットがたくさんあって、未来の学校って、こんな感じになるのかなと思うようなプレゼン動画で楽しく視聴できました。歴史上のオブジェクトの登場も驚かされましたし、ドローンもあるなど、賑やかで楽しい学校というのが伝わってきました。

ポアロ

ダイナソファー

  • Why? なぜこれをつくったか?
    エンターテインメント×こども
  • How? どのようにこれをつくったか?
    フォーム、カラーとデザイン、触り心地
  • Features アピールポイント
    一緒にいられる、かわいらしさ、やわらかさ、だきつきたくなる、癒やし

審査員からのコメント

ぬいぐるみのように可愛いデザインにオプション品も考えられて作られている点が良かったです。形状だけではなく、外観設定やレンダリングを上手く使うことで、やわらかさが伝わり、コンセプトである癒しを見ているだけで感じることができました。

どんぐり

ACAL(アカル:Automatic Chase Acoustic Light)

今回は、自動で人を検知してスピーカーを向けてくれる照明ロボットを考えました。基本的な吊り下げ式照明の左右にスピーカーをとりつけ、根元に人感センサーがある機構です。仕組みとしてはセンサーで人を探し、柔軟に旋回する軸とスピーカー部によって人を追い、部屋中どこにいてもピンポイントで音を届けてくれます。作品の実用例を表現するためにロボット自体だけでなく環境も力を入れて制作しました。

審査員からのコメント

シンプルなデザインですが、部屋に人を実際に配置するなど環境をつくることで、高級感が感じられました。また機能としてのアイディアも良く、商品名も素敵でした。商品化したら欲しい人がいそうなくらい現実性があり良かったです。

Fusion 伊都チーム

わたぐもちゃん

わたぐもちゃんは,「人と共生するお掃除ロボット」をコンセプトとしています.従来のお掃除ロボットのように,人に使役される存在ではなく,人と共に活動し,人と共に休息するロボットです.このコンセプトは,太陽光を直接動きに変えるアクチュエータによって実現されています.また,クモ型の脚を採用したことで,段差に強い仕様となっており,掃除のために片づけを必要としないことから,より人の生活に溶け込みます.デザインはクモをベースとし,昆虫のような触角とクラゲのような透明感を出しました.最大の特徴である脚は,クモの脚の構造を参考にして設計しました.内部にはDNAをイメージした二重らせんのバネを備え,生き物に近いことを表現しています.ポップで親しみやすいデザインにしたことで,コロナ禍でのおうち時間も楽しく過ごせるように配慮しています.

審査員からのコメント

ロボットの脚の動きの構造をジョイント設定する等しっかりと作っていて、コンセプトや動きの説明も分かりやすくて良かったです。デザインが可愛く、ロボットだけではなく、周りの物もモデリングしていることで、こちらのイメージも膨らみました。

お姉さんチーム

クリスタルペット

コンセプトは近未来型小型ロボット戦車です。
戦車の要素である恐怖と操作性を実現するために、外観、動作、サイズ感の3つからアプローチしました。

ボディには有機的な曲線を用いて生き物らしさを出す一方、車輪では無機的なロボットらしさを出すことで生まれるアンバランスさ生み出すことと、ヒトの目線と合う高さにすることで怖さを追求しました。また、ボディの曲線美には、空気抵抗を減らす役割もあります。
制作のポイントの1つ目は、鼻を伸ばすことができるようにし、相手の目の前まで伸びて確実に標的を捕らえることができるようにしたところです。2つ目は有機的ななめらかな形で空気抵抗を減らしたボディです。また、透明にすることで背景を透かせ、周りと同化することができるというポイントもあります。次に3つ目は、超高速回転をし、素早い移動を可能にしている車輪です。また、星形の車輪にすることによって水陸両用にしたところもポイントです。

このロボットを考えた背景としては、ロボットをイメージしたときに、戦うというイメージがあり、強いロボットを作りたいと考えたことが挙げられます。
みてほしいところは、鼻のしなやかに鞭を打つイメージをカタチにしたところと、形の美しさ、実際にいたら怖いと思うような形をしているところです。

審査員からのコメント

CADでは制作が難しい有機的な曲面形状を上手く作っている点に感心しました。また、デザインした形には様々な意味がきちんと込められていることをプレゼン動画で知り驚き、鼻のしなやかな鞭を打つイメージの再現も良かったです。

teamハイテク

都市伝説 UFOキャッチャー

ロボットを回収して回るUFOキャッチャーの都市伝説を作品にしました。

審査員からのコメント

チームで色々なロボットを制作して、それを1つのエンタメとして上手くまとめられているところが良かったです。プレゼン動画のストーリー性も素晴らしくストーリーは切なかったですが、ワクワク楽しく見させて頂きました。

ライフデザイン

ロボットアーム

  • 授業の⼀環として取り組みました。
  • 授業の中でVADL参加者と参加しない⼈がいるため、個々の制作としました。
  • 総合的にまとめたものでは、制作した7点が中央に向かって配置され、その中央にあるものを皆で加⼯できるイメージとしました。
  • 個⼈で取り組むにはロボットとすると対象が⼤きくなりすぎると考えロボットのパーツの中でもアームに着⽬するようにしました。
  • 技術的なテーマはジョイントとモーションスタディの理解としています。

審査員からのコメント

Fusion 360のジョイント定義をきちんと行い動きの設定をしモーションスタディで動かしている点が素晴らしかったです。様々なロボットアームがあり、そのアイディアと役割に感心させられました。チーム名のとおり、まさしくライフデザインですね。

WATCH THIS!!!

オートキャプチャアームロボット

使用方法:ディスプレイ端末(スマートフォン・タブレット)を固定し、対象に合わせてキャプチャし画面を見せる。

制作目的:寝ながらスマートフォンをみるときにを顔に落とす事態の解決

  • 寝ている態勢のときにどの態勢でもスマフォが顔の前に行けるよう、アーム部分に応用を利かした事点
  • ベッドや机に取り付ける想定で作成した点。

審査員からのコメント

制作目的が大学生らしくて、なるほどと感心させられました。ロボットアームとレールの組み合わせをしっかりとされている点が良かったです。Fusion 360上でジョイントの設定をして動きまで再現していれば最高でしたね。

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