母の面

タイトルについて、実は内面は優しい人です。（母曰く「美しい」も付け加えときなさいと言うてますが…）
毎年節分祭が執り行なわれる成田山では豆まきの際に｢福は内｣しか言いません。それは鬼を恐いイメージの悪者にしない為だと小さい頃からきいてきました。恐さを追求しながらも穏やかな気持ちで制作しました。
技術面はこだわったポイントが5つあります。

1つ目は、フォームで作成したボディをTスプラインボディからBRepボディに変換する時にメッシュにならないようにした。
2つ目は、フォームでボディを作成する時に、頂点の数を最小限になる様にした。
3つ目は、フォームでボディを作成する時に、「折り目」のツールを使い鬼の目のくまを作りました。
4つ目は、鬼の顔の立体感。お面でありながらも本物の様な存在感を表現するために、横顔からでも鬼と分かる立体感を造形しました。
5つ目は、目、以外の赤いパーツを1つのボディで制作したこと。鼻、口、耳、頬、でこ、を1つのボディで作ることで、後からの編集が容易になりました。